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小腸血管性病変に対するポリドカノール局注法の止血効果の検証

従来行われてきた小腸内視鏡による止血治療は、内視鏡止血用のクリップを用いて血管を直接把持して止血する方法や、出血部をアルゴンプラズマで焼灼して止血していました。しかし、小腸の血管性病変は多発することが多く、また小腸の止血処置は内視鏡操作が非常に難しいため、止血治療に時間かかり苦痛が大きいため、実際には、多数の病変を一度に治療をすることは不可能でした。

ポリドカノールは、すでに国内で発売されている薬剤(注射剤)であり、内視鏡を用いてポリドカノールを血管の周囲に局所注射することで、血管を圧迫し血管内に血栓という血液の塊を作ることで止血されます。ポリドカノールを用いることで小腸の血管性病変でも簡便に止血処置ができ、また、治療時間も短いため患者さんの負担が少なくなることが期待され本研究を進めております。(UMIN000009712)
(画像1)小腸血管拡張
(画像2)ポリドカノール局注法

小腸閉塞の診断に対するカプセル内視鏡検査の有用性の検証

カプセル内視鏡が開発され、直接小腸の中を検査することができ極めて安全性が高い検査ですが、ごくまれに滞留といって、体外に排出されず体の中に残ってしまう合併症をきたすことがあります。そのため小腸の閉塞の患者さんに対して行うことができませんでした。パテンシーカプセル(溶けるカプセル)(画像1)を使用することで、小腸閉塞の患者さんでも安全にカプセル内視鏡検査を行うことができるか見極めることができるようになりました。カプセル内視鏡検査によって、小腸の閉塞部位や原因を同定し小腸閉塞の再発率の低下に有用な診断を行うことができるか検証するため本研究を進めております。(UMIN000011831

(画像1)パテンシーカプセル
(画像2)小腸カプセル内視鏡写真

進行大腸癌に対する大腸カプセル内視鏡検査の診断能の検証

大腸カプセル内視鏡(画像1)は本邦でも2014年に始まった新しい大腸内視鏡検査です。下剤による前処置を行った後、カプセル内視鏡を水で飲み込むと、消化管内を移動し前後についている2つのカメラで大腸内を撮影・記録することができます。通常の大腸内視鏡検査と比較し、カプセル型の内視鏡を飲むだけで検査が可能であるため簡便であり、内視鏡挿入時のような苦痛はありません。しかし、検査時間が長く、より多くの下剤を内服する必要があります。大腸カプセル内視鏡の診断能について、6mm以上の大腸ポリープがある人を正しく診断できる割合(感度)は84%-89%と報告されておりますが、進行大腸癌についてはわかっておりません。そこで、大腸カプセル内視鏡が進行大腸癌を正しく診断を行うことができるか検証するため本研究を進めております。(UMIN000012678)

(画像1)大腸カプセル内視鏡
(画像2)大腸カプセル内視鏡写真

当院にて急性下部消化管出血でご加療された方へ

当院消化器内科では、「急性下部消化管出血に対する小腸カプセル内視鏡検査の有用性に関する前向き観察研究」を行っております。これまでに急性下部消化管出血でご加療された方のデータを収集し、前向きに小腸カプセル内視鏡検査をする患者さんと比べる研究です。

 【データ収集の対象となる方】

200911日 ~ 20161231日の間に本院消化器内科で入院加療を要した急性下部消化管出血の患者さんで、下部内視鏡検査で出血の原因が分からなかった方

 【研究の意義】

下部内視鏡検査で大腸内に出血の原因を見つけられなかった急性下部消化管出血の患者さんに、早急に小腸カプセル内視鏡検査を行うことがどれほど有用であるか、わかっておりません。この研究によって、下部内視鏡検査で出血の原因が分からなかった急性下部消化管出血の患者さんに対して、小腸カプセル内視鏡検査をより有意義に行うことができる可能性があり、非常に重要であると考えています。

 【研究の目的】

急性下部消化管出血で入院し下部内視鏡検査で出血源同定に至らなかった患者さんに対し、早期に小腸カプセル内視鏡検査を施行することが、診断やその後の診療にどのように有用であるかを明らかにすることです。

 【研究の方法】

この研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に則り、東京大学医学部倫理委員会の承認のうえ実施されます。

20091月~ 201612月の間に本院消化器内科で急性下部消化管出血に対する入院加療を要し、下部内視鏡検査で出血の原因が分からなかったものの小腸カプセル内視鏡検査を行わなかった患者さんに関するデータを収集します。これまでの診療でカルテに記録されている背景因子(基礎疾患・内服薬等)、血液検査、内視鏡検査、診断と治療、入院中や退院後の臨床転帰などの情報を集めます。

前向きに小腸カプセル内視鏡検査をする患者さんと比べることで、小腸カプセル内視鏡検査の有用性を検討します。

特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。

この研究のためにご自分のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の問い合わせ先まで2017930までに御連絡ください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。

研究結果は、個人が特定出来ない形式で学会等で発表されます。収集したデータは厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示いたします。下記までご連絡ください。ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください。

20173

 【研究機関名】

主任研究機関:東京大学医学部附属病院 消化器内科

研究責任医師:山田 篤生

本研究は、東京大学大学院医学系研究科消化器内科学講座の研究費を用いて実施します。本研究の研究代表者および研究分担医師には開示すべき利益相反はありません。本研究に関して、開示すべき利益相反関係はありません。

 

【問い合わせ、苦情等の連絡先】

東京大学医学部附属病院 消化器内科 助教 山田 篤生

住所:東京都文京区本郷7-3-1

電話:03-3815-5411(内線:33070)  FAX03-5800-8812

Eメールでのお問い合わせ:yamada-a@umin.ac.jp

医療機関名 東京大学医学部附属病院

診療科名 消化器内科 診療科責任者名 小池 和彦

当院にて小腸疾患(または疑い)でご加療された方へ

当院消化器内科では、JR東京総合病院 消化器内科、日本赤十字社医療センター 消化器内科、関東中央病院 消化器内科と共同で、「小腸疾患の診断・短期成績・長期予後に関する多施設共同後ろ向き観察研究」を行っております。

 

【研究課題】

小腸疾患の診断・短期成績・長期予後に関する多施設共同後ろ向き観察研究

(審査番号:11649

 

【研究機関名及び本学の研究責任者氏名】

この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。

主任研究機関:東京大学医学部附属病院 消化器内科

研究責任医師:消化器内科 山田 篤生 助教

担当業務:データ収集・匿名化・データ解析

 

【共同研究機関】担当業務:データ収集・匿名化・データ解析

東京大学医学部附属病院(主任研究機関) 消化器内科 山田 篤生

        JR東京総合病院                                      消化器内科 岡本 真

日本赤十字社医療センター                        消化器内科 鈴木 裕史

関東中央病院                    消化器内科 瀬戸 元子

 

【研究期間】

倫理委員会承認後~2022630

 

【研究の対象となる方】

20001月 ~ 20226月までに各施設において小腸疾患あるいは疑いにて診療された方。

 

【研究の意義】

小腸疾患はその疾病頻度が低いため、診療における判断に有用な情報はまだ多くありません。しかし近年、小腸カプセル内視鏡検査や小腸バルーン検査等の小腸検査の普及に伴い、その診療指針の確立が求められています。そこで今回、複数の病院の情報を用いて、どのような患者さんがどの検査によって診断に至ったか、またその後どのような経過をたどったか、を調べるために臨床研究を行わせて頂くことになりました。

 

【研究の目的】

小腸疾患あるいは疑いで検査した患者さんのうちどのような患者さんがどのような診断に至ったのか、また診断や治療が転帰にどのように影響するのか、を明らかにすることです。

 

【研究の方法】

この研究は多施設共同後ろ向き観察研究というもので、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に則り、東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、東京大学医学部附属病院長の許可を受けて実施されます。

これまでの診療でカルテに記録されている患者背景、臨床像、薬剤内服歴、血液検査所見、内視鏡所見、画像所見、病理所見、臨床転帰(診断、再発、偶発症等)を調査し、どのような患者さんがどのような経過をたどったかを統計学的に調べます。各施設で得られたデータは個人が特定されないよう管理され、各施設から東京大学医学部附属病院に集約されます。個人情報を削ったデータの病院間の移動は、パスワード付きのUSBまたは電子メールで行います。

特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。

 

【個人情報の保護】

この研究に関わって収集される試料や情報・データ等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。

あなたの情報・データ等は、共同研究施設から東京大学医学部附属病院に送られ解析・保存されます。送付前に氏名・住所・生年月日等の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにした上で、データが送られます。当研究室において山田篤生が、集約されたデータを施錠できる室内に置かれたセキュリティーが確保されたコンピューターまたはサーバーで、また紙資料は鍵のかかるロッカーで厳重に保管します。ただし、必要な場合には、各施設においてこの符号を元の氏名等に戻す操作を行うこともできます。また研究内容によっては、個人情報が削られている集約されたデータのうち必要な情報を東京大学医学部附属病院から各施設に送り、各施設で解析することもあります。

 

この研究のためにご自分のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、下記の問い合わせ先まで2022年6月30日までに御連絡ください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。ただし患者さんが未成年者の場合は、ご家族からのお問合せやデータ使用をご希望されない旨のご連絡も承ります。

研究結果は、個人が特定出来ない形式で学会等で発表されます。収集したデータは厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示いたします。下記までご連絡ください。ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください。

 

本研究は、東京大学大学院医学系研究科消化器内科学講座の研究費を用いて実施します。本研究の研究代表者および研究分担医師には開示すべき利益相反はありません。本研究に関して、開示すべき利益相反関係はありません。尚、あなたへの謝金はございません。

                                                                                                      20179

 

【問い合わせ、苦情等の連絡先】

東京大学医学部附属病院 消化器内科 助教 山田 篤生

住所:東京都文京区本郷7-3-1

電話:03-3815-5411(内線:33070)  FAX03-5800-8812

Eメールでのお問い合わせ:yamada-a@umin.ac.jp

医療機関名 東京大学医学部附属病院

診療科名 消化器内科 診療科責任者名 小池 和彦

上部下部疾患の患者の内視鏡情報研究利用についてのお知らせ

当院消化器内科では、多施設共同で、「上部下部疾患を対象とした内視鏡検査の精度とスピード向上のための研究」を行っております。

 

【研究課題】 

AI(人工知能)による内視鏡画像自動診断(病変拾いあげ)システムの実証実験(審査番号:11931

 

【研究機関名及び本学の研究責任者氏名】

この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。

主任研究機関:医療法人ただともひろ胃腸科肛門科

研究責任医師:多田 智裕

担当業務:データ収集・匿名化・データ解析

 

【共同研究機関】担当業務:データ収集・匿名化・データ解析

東京大学医学部附属病院 消化器内科 山田篤生

がん研有明病院 内視鏡診療部 平澤 俊明

東葛辻仲病院  大腸肛門科 松尾 恵五

ららぽーと横浜クリニック  胃腸科 大西 達也

大阪国際がんセンター 消化管内科  七條 智聖

埼玉医科大学国際医療センター 消化器内科(消化器内視鏡科) 野中 康一

埼玉医科大学総合医療センター 消化管・一般外科 熊谷 洋一

東京医科歯科大学 消化管外科学分野 食道外科 川田 研郎

医療法人社団DAP  阿保 義久

山王病院 消化器外科 石原 聡一郎

大阪警察病院 内科、消化器内視鏡センター 柄川 悟志

仙台厚生病院 消化器センター消化器内科 齋藤 宏章

筑波大学附属病院 光学医療診療部 鈴木 英雄

伊万里有田共立病院 外科 園田 英人

キッコーマン総合病院 外科  田中 潤一郎

医療法人社団俊和会寺田病院 外科、内科 寺田 俊明

とよしま内視鏡クリニック 消化器科 豊島 治

仙台循環器病センター 外科・消化器外科 中里 雄一

 

【研究期間】

倫理委員会承認後~2020331

 

【研究の対象となる方】

200471日から2018331日までに各施設において上部消化管内視鏡検査、大腸内視鏡検査、小腸内視鏡検査をうけたことのある方

 

 

【研究の目的】

AI人工知能教育)を用いた内視鏡画像診断システムを開発し、人工知能がどれだけの精度とスピードを持って診断できるかを検証することです。

 

【研究の方法】

この研究は多施設共同後ろ向き観察研究というもので、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に則り、東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、東京大学医学部附属病院長の許可を受けて実施されます。

調査項目は個人情報を含まない医学的な情報(診断・治療内容・内視鏡画像)のみです。すべての患者様の診療情報は匿名化(任意の識別番号を付与)し、患者様のお名前、住所などのプライバシーに関する情報が外部に漏れることは一切ありませんのでご安心下さい。また、調査項目は既存のデータであり、何らかの負担が生じることはありません。なお、この研究で得られた情報は、共同研究者である特定国立研究開発法人産業技術総合研究所人工知能研究センター(責任研究者:野里博和)へ、患者様個人がいっさい特定されない形で提供させていただき、ともに解析を行う予定です。

特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。

 

【個人情報の保護】

この研究に関わって収集される試料や情報・データ等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。

あなたの情報・データ等は、共同研究施設から研究代表施設に送られ解析・保存されます。送付前に氏名・住所・生年月日等の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにした上で、データが送られます。符号対応表は当研究室において山田篤生が、集約されたデータを施錠できる室内に置かれたセキュリティーが確保されたコンピューターで厳重に保管します。

 

この研究のためにご自分のデータを使用してほしくない場合は、2018930までに主治医にお伝えいただくか、下記の問い合わせ先まで御連絡ください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。ただし患者さんが未成年者の場合、成人でもご病状によりご自身で意思表示が難しい場合、もしくは患者さんがすでにお亡くなりになっている場合などは、ご家族からのお問合せやデータ使用をご希望されない旨のご連絡も承ります。

研究結果は、個人が特定出来ない形式で医学的な専門学会や専門雑誌等で報告されることがあります。収集したデータは厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。ご不明な点がありましたら研究事務局へお尋ねください。

研究を実施するにあたり、研究グループが公的資金以外に製薬企業などからの資金提供を受けていることはありません。尚、あなたへの謝金はございません。

201841

 

【問い合わせ、苦情等の連絡先】

東京大学医学部附属病院 消化器内科 助教 山田 篤生

住所:東京都文京区本郷7-3-1

電話:03-3815-5411(内線:33070)  FAX03-5800-8812

Eメールでのお問い合わせ:yamada-a@umin.ac.jp

医療機関名 東京大学医学部附属病院

 

診療科名 消化器内科 診療科責任者名 小池 和彦

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