消化管がんの化学療法 | 東京大学消化器内科消化管グループ
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胃・大腸・食道を含めた消化管進行がんに対する化学療法

【概要】

 

高齢化社会となり、悪性新生物、いわゆる癌が死因のもっとも重要な原因となっております。中でも消化管に生じる癌である、大腸癌、胃癌および食道癌により亡くなる方が1/3を占めている状況です(図1)。内視鏡を含めた医療技術の進歩により、早期に診断される癌も増加しておりますが、残念ながら診断された時点で、他臓器に病気が進行している(転移といわれております)場合も少なくありません。転移を伴い、手術が困難な不可能と判断された場合に、抗癌剤を用いた化学療法が選択されます。癌を克服することを目標に、全世界的に行われている研究の成果により、以前に比べ有効な抗癌剤が出現してきており、消化管癌にたいする治療効果は確実に改善してきております。当施設でも、本邦のガイドラインにあるような標準化学療法を中心とした診療をおこなっております。また、外科医師を含めた多業種チーム(Multidisciplinary teamMDT)による適切な治療アプローチを実践するため、治療方針についてカンファレンスを通して治療方針の決定をしております。
 

【治療実績】

標準治療を実践するとともに、化学療法と手術を組み合わせた治療(Neo-adjuvant chemotherapy)も外科と連携して行っております。現在、常時60人程度の患者様に対する化学療法を、外来中心に行っております。

【皆さまへ】

化学療法には利点と欠点があり、それを行う目的により様々な選択肢が生じてまいります。そのような選択肢のなか、どれを選ぶべきか悩まれることもあるかと思いますが、どの選択肢が適切であるのかを相談しながら選択していただけることを目標に治療を行っております。
 

(文責:吉田俊太郎)

日本の人口動態統計によるがん死亡データ(1972~2012年、部位別)
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