ESD | 東京大学消化器内科消化管グループ

ESD(胃がん・食道がん・大腸がん・頭頸部がん・十二指腸腫瘍)

【概要】
食道・胃・大腸など、消化管の癌は、早期に発見すれば高い確率で治癒させる事が出来ます。 さらに、今では「リンパ節に転移を起こしておらず、消化管の原発部位にしか癌がない」ステージがどのようなものかの分析がされておりますので、そのような早期癌はお腹を切らずに、口やお尻から挿入した内視鏡を使って癌の部位を「剥がしとる」だけで治癒させることが出来ます。基本的には「深さの浅い癌」は転移リスクが少ないため、内視鏡による局所切除の良い対象です。2000年代に入り、内視鏡から電気メスを出して癌を剥がしとる「内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic Submucosal Dissection: ESD)」の技術が確立され、 大きな早期癌でも分割する事無くひとまとめに剥がしてくることが出来るようになりました(一括切除)。当院はESD開発当初よりこの治療に関わっており、また治療用デバイスの開発にも携わってきました。今後も、多くの患者様のお役に立てますよう、本治療を積極的に行ってまいります。
  

【治療実績】
当院では2017年度、食道75件、胃159件、大腸154件のESDを施行してまいりました。また、耳鼻咽喉科と共同で、咽頭領域の表在癌に対するESDも施行しております。昨今では、胃食道外科と連携しながら、十二指腸非乳頭部上皮性腫瘍に対するESD、また十二指腸腫瘍に対する外科との共同治療(D-LECS)にも取り組んでおります。

ESDでは、時に後出血・穿孔などの偶発症が起こることもあるため、外科とも連携を取りつつ細心の注意を払って治療にあたっております。
  

(文責:辻 陽介)

胃体中部に認められた大きな早期胃癌。
病変を剥離し終えた後の胃の壁の状態です。
マージンをとり、確実に病変を一括切除しました。
内視鏡治療件数
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