EUS/EUS-FNA | 東京大学消化器内科消化管グループ
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EUS/EUS-FNA

【概要】

通常の内視鏡検査では、消化管の病変、病変の表面のみしか見ることができません。超音波内視鏡検査EUSは、内視鏡を用い体内から超音波をあてることにより、粘膜表面からわからないより深部の観察が可能となり、消化管の壁構造、病変内部や周囲、消化管外の情報などの診断を行うことができます。先端に超音波のついた内視鏡を消化管内に入れて、病変を描出していくことにより、おおよその腫瘍の性質、腫瘍の深達度などを判断することが可能となります。

超音波内視鏡ガイド下穿刺吸引細胞診/針生検EUS-FNA/Bは、EUSを用いて体内の腫瘍の組織や細胞を調べるための検査です。画像診断にておおよその腫瘍の性質を判断することは可能ですが、それだけでは確定診断に至ることは困難です。EUS-FNA/Bは、EUS下に病変を確認し、針を穿刺して細胞や組織を採取します。本検査は、膵腫瘍、リンパ節、粘膜下腫瘍、縦隔腫瘍などに対する病理診断を得るための標準的な検査法として普及しており、本邦では2010年4月より保険適応となっております。 
当院では、胆膵領域と独立して、消化管領域においては消化管チームのほうで担当しております。


【治療成績】

消化管EUSは、 2009年2月より約400例施行しておりますが、現在までに大きな偶発症はありません。消化管EUS-FNA は、2010年5月より約60例施行しております。感染を1例認めております(保存的治療にて改善)が、出血や穿孔などの偶発症は認めておりません。
 

【皆様へ】

通常内視鏡検査やCTなどの画像検査にて、消化管癌の患者さま、粘膜下腫瘍が疑われた患者さまに対して治療方針を決定する上で、非常に有用であると考えています。

(文責:新美惠子)

 

 

≪超音波内視鏡検査に用いるスコープ≫左:電子ラジアル、中央:コンベックス、右:細径プローブ
≪早期胃癌≫癌の深達度は粘膜内に留まっていることがわかり、内視鏡治療を行いました。
≪胃粘膜下腫瘍≫胃噴門部にある粘膜下腫瘍で、EUSにて胃固有筋層由来の腫瘍であることがわかります。
≪胃粘膜下腫瘍≫EUS-FNAにてGISTの診断がつき、手術を行いました。
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