基礎・疫学研究の紹介 | 東京大学消化器内科消化管グループ
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基礎研究、疫学研究

消化管グループには422(旧225)研究室(責任者:平田喜裕)と406(旧108)研究室(責任者:山道信毅)の2つの研究室が存在しており、それぞれ、基礎研究・疫学研究を行なっています。忙しい臨床との二足の草鞋は厳しい部分もありますが、それぞれの研究室が、将来の医学を見据えて、様々なテーマの研究に挑んでいます。


基礎研究はCellやNatureといったTop Journalに支えられたscientificに最も進んだ分野で、生命現象を支える重要な知見の殆どが、この分野の研究から発見されています。諸疾患の発症メカニズムの解明、分子標的薬に代表される様々な新規薬剤の開発など、医学の進歩・発展に不可欠な学問領域であり、分子生物学的な実験手法により得られたデータから生命現象に迫るのが、現在の最もオーソドックスな研究スタイルとなっています。実際には、この分野は生化学・遺伝学・生理学・腫瘍学・免疫学などが交じり合う広範な学問領域を形成しており、理解も難しく、東京大学医学部内科でも基礎研究に取り組む医師は年々減っているのが現状です。ただ、こうした研究分野の素養がある程度ないと、組織幹細胞・ES・iPSやsiRNA・miRNA、エピジェネティックス(メチル化・ヒストン修飾)やプロテオミクスなど、次世代の医学に応用される生命現象の本質を把握することが難しく、概念の変革を伴うような医学の進歩には必須の学問領域と考えられています。

統計学に基づいた疫学研究は、医学を支える必須の学問分野であり、最低限の知識が医師には必要です。臨床研究や基礎研究で新しい発見をしたとしても、対象となる疾病の頻度が少なければ、大きな成果に繋がりにくいように、医学研究では疫学的な視点を常に念頭に進めてゆく必要があります。また、疫学分野に留まらず、様々な臨床データ・基礎データを解析する際には統計処理が必要となる場合が多く、特に臨床医学研究とは不可分の学問領域と云えるでしょう。

東大消化器内科消化管グループでは、臨床研究から得られるデータに加え 、基礎研究や疫学研究から得られる知見をフィードバックし、医学を広い視野から俯瞰・追求することで、諸疾患の発症機序のより深い理解とこれを基盤とした新規治療・検査の開発を目指しています。我々の研究に加わってくれる医師の応募を、心よりお待ちしております。いつでも気軽にお尋ねください。
 

(文責:山道信毅)

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